中村1号墳
2025-04-26


中村1号墳(なかむらいちごうふん)は島根県出雲市国富町にある古墳時代後期に築造された円墳である。「国富中村古墳」ともいう。

概要

平成14 年(2002)5月2日、工事用道路の建設中に発見された。 珍しい未盗掘の横穴式石室である。横穴式石室から装飾付大刀、耳環、珠文鏡、須恵器などが出土した。

調査

平成18 年度から平成22 年度の5 年間をかけて本格的な発掘調査を実施した。石室は切り組み積みで前室と玄室から成る複室構造である。玄室には組合せ式の横口式家形石棺があり、その前面に灯明石がある。玄室は長さ10m、高さは2mである。玄室から大刀・須恵器、前室では装飾付大刀、鉄鏃、須恵器などの副葬品を確認した。玄室奥に立てかけられた大刀の鞘に木質が残存していた。石室内および墳丘トレンチから古墳の遺物250 点が出土した。

規模

遺構

遺物

調査

指定

被葬者

築造時期

展示

アクセス等

参考文献

  1. 出雲市教育委員会(2012)「中村1号墳」
  2. 坂本豊治編 2012『中村1号墳』出雲市の文化財報告15、出雲市教育委員会
[古墳時代]

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