平出遺跡(ひらいでせき)は長野県塩尻市にある縄文時代中期から平安時代にかけての大集落遺跡である。
渋川に沿って東西約1km、南北300mの範囲にわたり帯状に広く展開する。 日本三大遺跡の一つと言われる。他の2つは尖石遺跡と登呂遺跡である。 縄文時代では中期中葉から末葉を中心とする。古墳時代から平安時代まで各期に渡る複合遺跡である。 現在までに290軒を超える住居跡や建物跡がみつかる。
昭和25年から始まった発掘調査は、考古学・建築学・民俗学など多分野の専門家による総合学術調査として実施された。杉本平の南端にあり、桔梗が原の山間にある丘状台地にある。 東西1km、南北400mの範囲で国指定遺跡範囲は15万m2である。
縄文時代住居跡43、古墳時代から平安時代住居跡118、小竪穴・円形周溝墓などが検出されている。高床倉庫址、縄文中期の竪穴式住居址や信仰に関係ある配石址。平安時代の建物跡は4棟。
2008(平成20)年3月に完成したばかりの竪穴式住居の内の1棟が同年6月に焼失した。12月に少年2人が失火により逮捕された。
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