跡部遺跡
2023-12-24


跡部遺跡(あとべいせき)は、大阪府八尾市にある弥生時代前期から古墳時代前期、中世までの複合遺跡である。

概要

跡部遺跡は八尾市北部に位置し、北に長瀬川、南に平野川があり、旧大和川の河川に囲まれた地域である。弥生時代前期から古墳時代前期、古代・中世に至る遺構・遺物が検出されている。遺跡の西部地域は遺構の密度が薄い、遺跡の中心は東部地域である。 八尾市内では1921年(大正10年)、恩地垣内山で流水紋銅鐸が発見されている。東京国立博物館にある。近くの都塚山から1949年、袈裟欅紋銅鐸が発見された。鐸全高39cm、鈕高10cmである。 平成5年に実施した竜華小学校体育館敷地及び周辺の発掘調査では、弥生時代の集落を幾重かに取り囲む溝が検出された。 日本書紀にみえる阿都(あと)地名に通じることから、物部氏の本拠の一角であったと推定されている。6世紀の遺構、遺物が検出されている。

遺構

弥生時代中期の大規模な溝(1994年調査)。奈良時代の井戸(1996年調査)。

遺物

文献

類例

指定

時期

展示

アクセス

参考文献

  1. 銅鐸(八尾市指定文化財)(跡部遺跡出土)」八尾市立歴史民俗資料館
  2. 大阪府教育委員会(2002)『跡部遺跡』大阪府埋蔵文化財調査報告2001-6
[弥生時代]

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