2023-05-23
新沢千塚327号墳
一辺約20mの方墳で、6世紀中頃に築かれた。埋葬施設は2基の木棺が確認されている。北側の棺から他の副葬品に混じって象嵌のある刀が出土する。刀は全長91cm、刃幅3.5cmの直刀である。錆化によりレントゲン写真によって初めて象嵌が発見された。象嵌には銀が使用されている。刀身の表裏にそれぞれ2匹の龍が切先を向いて描かれている。龍は頭・胴・四肢・尾が区別して表現されている。
遺物
指定
展示
奈良県立橿原考古学研究所附属博物館蔵で展示。
アクセス
- 名称:新沢千塚古墳群
- 所在地: 〒634-0826奈良県橿原市川西町855-1
- 交通: 橿原神宮前駅よりバスで約10分「シルクの杜」下車/近鉄岡寺駅 徒歩約10分
近鉄橿原神宮西口駅 徒歩約10分
参考文献
- 大塚初重(1996)『古墳事典』東京堂出版
- 青木敏(2022)『古墳図鑑』日本文芸社
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