黒姫山古墳
2023-05-24


黒姫山古墳(くろひめやまこふん)は大阪府堺市にある5世紀中葉の前方後円墳である。鉄製甲冑類の出土量として日本最多である。

概要

百舌鳥古墳群と古市古墳群の中間にある全長114mの前方後円墳である。平地に立地し、前方部は西向きである。墳丘のまわりに幅15メートル前後の周濠がある。中世には、墳丘に大規模な盛り土がされていた。

調査

昭和22年に調査され墳丘に二重に円筒埴輪列が検出された。

規模

遺構

後円部の埋葬施設は盗掘により破壊されていた。 前方部に墳丘主軸に並行して副葬品埋葬用とみられる河原石積竪穴式石室がある。 石室は内法4.03m、東端幅0.75m、西端幅0.83m、高さ1.03m。

出土遺物

鉄製利器等が検出された。遺物は堺市立みはら歴史博物館で示されている。

アクセス

参考文献

  1. 大塚初重(1996)『古墳事典』東京堂出版
[古墳時代]

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