刀子(とうす,knife)は現在のナイフや小刀に相当する短い刃物である。
古墳時代に多数の古墳から出土しており、副葬品として一般的である。奈良時代では文房具のひとつとして使われた。木簡や竹簡の文字を書き間違えたとき、それを削って修正するために使われた。紙は当時、貴重であった。切る部分の刀身、持つ部分の柄、刃の部分から柄の一部を収納する鞘などで刀子は構成される。 大阪府大阪市平野区の喜連東遺跡出土の「刀子と錫装の柄」は古墳時代中期(5世紀後半)で、大阪文化財研究所保管が保管する。
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