史料批判
2023-07-08


史料批判(しりょうひはん、(独)Quellenkritik)は、歴史的史料を用いるときに様々な面からその正当性、妥当性を検討することをいう。過去の史料を「批判的に読む」ことは歴史学の基本である。

概要

近代的な歴史学の方法論を提唱した19世紀ドイツの歴史家レオポルト・フォン・ランケが提唱した歴史学研究法である。ランケは厳密な史料批判に基づく客観的な歴史記述の方法を確立した。

史料批判が必要となる理由

史料批判が必要となる理由はいくつかある。 第一に利害関係の絡む事項の史料は虚偽が混じることがある。第二に手書きで書写された場合は、写し間違いが脱落が起こり得る。第三に一次史料に相当するか、二次史料であるかを吟味する必要がある。

史料批判の方法

史料批判は、一般に文献史料について外的批判と内的批判とがある。

外的批判

内的批判

参考文献

  1. 佐藤真一(2022)『ランケと近代歴史学の成立』知泉書館
[古代史関連用語]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット