野場Ⅰ遺跡
2023-08-07


野場Ⅰ遺跡(のばいちいせき)は、岩手県田野畑村にある縄文時代晩期の遺跡である。

概要

田野畑村の漁港から2.2km内陸側にある。三陸鉄道リアス線カンパネルラ田野畑駅の西側2.5kmである。野田Ⅰ遺跡の範囲は東西1600m、南北400m、60万m2の広大な領域である。

調査

平成24年度には縄文時代住居跡21棟、土坑45基、溝状落とし穴7基、焼土遺構1基を検出した。 平成25年4月4日~6月28日の調査期間では、縄文時代住居跡69棟、溝状落とし穴22基、焼土遺構15基を検出した。沢沿いの微高地中央付近に竪穴式建物が繰り返し建てられた。中心に石囲の炉があり、全体から大量の縄文土器や石器が出土した。 沢に面した微高地の先端部に貯蔵穴が集結していた。沢の上流部で縄文時代後・晩期の獣をとらえるための落とし穴が多数見つかった。『独鈷石(とっこいし)』と呼ばれる珍しい石器の破片が見つかった。

遺構

遺物

史跡

アクセス等

名称:野場Ⅰ遺跡

参考文献

  1. 岩手県田野畑村(2015)『野場Ⅰ遺跡発掘調査報告書』岩手県文化振興事業団埋蔵文化財調査報告書第635集
  2. 文化庁『発掘された日本列島 2013』朝日新聞出版
[縄文時代]

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