熊本県立装飾古墳館(くまもとけんりつそうしょくこふんかん)は熊本県山鹿市にある、古墳専門の考古博物館である。
概要
1992年4月15日に開館した。出土した豊富な資料を実物や模型展示、映像等によって紹介する全国初の古墳専門の博物館である。国の史跡に指定されている岩原古墳群の一角に立地する。「肥後古代の森」は、文化庁が遺跡の広域保存・活用を目的として進めてきた「風土記の丘設置事業」の一つで、平成4年度に全国で11番目の風土記の丘となった。「風土記の丘構想」に基づき、装飾古墳の保護・活用、そして研究のための施設として設置された。
館内には、普段見ることのできない装飾古墳の内部を忠実に再現し展示する。
屋外には「はにわ公園」、古墳の間をウォーキングして楽しめる園路があり、台地の壁面には岩原横穴墓群がある。また勾玉づくりをはじめとする古代体験ができる。
展示
- 常設展示室
- 菊池川流域を中心に県内の遺跡からの出土品を展示する。
- 第二常設展示室
- 装飾古墳室
- 本館の中心的な展示スペースで、県内の主要な装飾古墳の実物大の精密なレプリカを作り、出土した副葬品などとともに展示する。
鍋田横穴群第27号墓、鴨籠古墳石棺、井寺古墳、小田良古墳、千金甲1号古墳、チブサン古墳、大坊古墳、大鼠蔵東麓1号墳、広浦古墳石材、弁慶ヶ穴古墳、永安寺東古墳、大村横穴群11号墳墓、
アクセス等
- 名称:熊本県立装飾古墳館
- 所在地:〒861-0561 熊本県山鹿市鹿央町岩原3085
- 休館日: 毎週月曜日 (当日が祝日の場合はその翌日)、年末年始
- 開館時間:午前9:30~午後5:15 (入館は午後4:45まで)
- 入館料:一般:430円 (団体[20人以上]:300円/一人)
- 交通:「桜町バスターミナル」から「山鹿温泉行」乗車、「山鹿バスセンター」下車、.「山鹿バスセンター」から「玉名駅行」に乗換、「県立装飾古墳館入口」下車徒歩20分
参考文献
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