中の山古墳(なかのやまこふん)は埼玉県行田市にある前方後円墳である。
埼玉古墳群の古墳の1つで、国の特別史跡に指定されている。墳丘の周囲に2重の堀が存在する。内部構造は未調査のため不明だが、既に盗掘されているようだ。全国的に見ても出土例が少ない須恵質の埴輪壺が出土した。
1981年、1987年、1990年、2010年に発掘調査を実施。内堀は上幅12.1m、下幅10.7m、底面は平坦である。墳丘は約40度の角度で立ち上がる。須恵器埴輪壺54%、半須恵室埴輪壺20%、朝顔形円筒6%であった。ほぼ完形に復元でいた土器があった。
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