安本美典
2023-11-07


安本美典(やすもとびてん、1934年2月13日 - )は日本の心理学者・日本史研究家(古代史)である。日本行動計量学会会員。 本名は美典(よしのり)。文学博士(京都大学)。 専攻は、日本古代史、言語学、心理学。

概要

1934年、満州国奉天省鞍山市で生まれる。1946年に帰国し岡山県高梁市で育つ。 岡山県立高梁高等学校を経て、1959年、京都大学文学部(心理学)卒業。1961年、 京都大学大学院文学研究科(心理学)を修了する。国家公務員採用上級甲種試験(心理職)に合格し、旧労働省に入省した。 旧労働省退官。 社会心理学者の南博(一橋大学教授)が設立した日本リサーチセンターに入社する。 九州説の拠点である「邪馬台国の会」を主宰する。『季刊邪馬台国』責任編集者。現在、古代史研究に専念。

業績

「卑弥呼=天照大神説」など根拠の乏しい主張を行う。日本書紀の欠史八代については実在説を取るが、いずれも説得力に乏しい。架空とされる天皇は実在すると主張する。古田武彦には激しい批判を行う。邪馬台国九州説の有力論者である。

人柄

著書

  1. 安本美典(2021)『データサイエンスが解く邪馬台国 : 北部九州説はゆるがない』朝日新聞社
  2. 安本美典(2020)『日本の建国―神武天皇の東征伝承・五つの謎』勉誠出版
  3. 安本美典(2019)『神功皇后と広開土王の激闘 : 蘇る大動乱の五世紀』勉誠出版
  4. 安本美典(2019)『邪馬台国は福岡県朝倉市にあった!!』勉誠出版
  5. 安本美典(2017)『邪馬台国全面戦争―捏造の「畿内説」を撃つ)』勉誠出版
  6. 安本美典(2016)『卑弥呼の墓は、すでに発掘されている!!: 福岡県平原王墓に注目せよ』勉誠出版
  7. 安本美典(2016)『邪馬台国は、銅鐸王国へ東遷した』勉誠出版
  8. 安本美典(2015)『真贋論争「金印」「多賀城碑」 揺れる古代史像、動かぬ真実は?』勉誠出版
  9. 安本美典(2013)『古代年代論が解く邪馬台国の謎』 勉誠出版

参考文献

[古代史人物団体]

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