多紐細文鏡
2023-11-25


多紐細文鏡(たちゅうさいもんきょう)は複数の帯状の鈕が中心を外した位置にあり、鏡の背面に鋸歯文様がある銅鏡である。

概要

鏡の裏面に紐を通す鈕が2、3個あり(多鈕)、細い線で鋸歯文などの幾何学紋様を施した銅鏡である。紀元前6世紀頃中国で登場した。 その後、朝鮮半島から蒙古・中国東北地方を中心に数多く発見される。日本では弥生時代の墳墓から出土する。日本ではこれまでに福岡・佐賀・長崎・山口・大阪・奈良・長野の10遺跡11面の出土例のみである。朝鮮半島では29面以上が知られている。

出土

参考文献

[古代史関連用語]

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