角塚古墳
2024-04-13


角塚古墳(つのづかこふん)は岩手県奥州市にある 5世紀後半-6世紀初頭の前方後円墳である。2024年、日本100名墳に選出された。

概要

岩手県内では最大で最古の現存する古墳である。北上川の中流、北上盆地の南寄り、西から合流する胆沢川が形成した扇状地の標高75の地点にある。古墳は昭和10年代から地元研究者が埴輪の出土に注目していた。昭和20年代に学会に紹介され、日本最北端に位置する本格的な前方後円墳として注目された。 1940年代に後円部東南隅を畑地とするため削平された。1950年代前半に前方部に教員住宅が建築された(前方部の旧状は不明)。東方2キロに史跡胆沢城跡があり、

調査

周濠は後円部周辺が幅約10m、前方部で約3mと狭くなっている。全体が馬蹄形状である。 前方部には各種の埋葬施設は墳頂部の平面下に設けられたと推測されるが、破壊されているため手がかりはない。昭和49年、50年に、角塚古墳で初めての周湟調査により出土した埴輪は、円筒埴輪と形象埴輪であった。形象埴輪は動物、人物、家形埴輪等が残る。出土遺物の大半は埴輪破片である。形象埴輪は、全体形状はうかがえないが、わずかに首の部分、猪の鼻等が識別できる。鶏形埴輪と円筒埴輪は完形に近い。

規模

外表施設

遺物

築造時期

被葬者

伝説

伝説によれば、高山掃部長者の妻が大蛇に変身し、農民を苦しめていたところを小夜姫がお経の力で退治し、その大蛇の角を埋めたのがこの古墳とされる。本古墳に手を付けると祟りがあると伝えられるため、現在まで墳丘が維持された要因と見られる。

展示

指定

アクセス等 

参考文献

[古墳時代]

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