鹿島沢古墳(かしまさわこふん)は青森県八戸市にある飛鳥時代の円墳である。
太平洋に流れる馬淵川を見下ろす高台の標高70mから90mの舌状台地に立地する末期古墳である。飛鳥時代に直径4mから10mの小型円墳が10基以上作られた。
1958年(昭和33年)の農作業中に須恵器や埋葬施設(2号墳)がみつかり、青森県初の古墳と話題になった。1958年8月には慶応義塾大学考古学研究室の江坂輝彌らによる発掘調査が行われ、7号墳では太刀や鉄鏃(鉄製矢じり)、金環、ガラス玉などなどが出土した。1950〜60年代に須恵器が検出されている。昭和43年には宅地造成に伴い、金銅製杏葉や石製の玉が発見された。保存処理を伴う調査により7号墳から、東北地方では例のない二円孔鍔付太刀、刀、鉄鏃、環状錫製品(腕輪、耳輪)、錫製丸玉、ガラス小玉、土師器が見つかった。太刀、刀、鉄鏃は南東北や関東地方からの移入品とみられる。土師器は製作手法、使われた土、器の形が同時代の八戸周辺の集落遺跡や古墳から出土したものと共通点が多いので、地元で作られたものと見られる。 墳丘規模は、開畑によって削平されていたため明確ではない。平成30年、慶応義塾大学から7号墳出土遺物が寄贈された。
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