礫器(れっき)は礫の一端に打撃を加え刃部を造り出した石器の総称である。 「礫石器」ともいう。
180万年前〜80万年前のアフリカ・サハラ砂漠では亜角礫・亜円礫の一端を粗く打ち欠いて刃部を作り出している。原形をあまり変えない程度で刃の加工を行う。 一方向から連続的に打撃を加えて、片刃に仕上げるチョッパーと裏表両側から交互剥離したチョッピングツールとに分類される。刃部の平面形状は直刃、凸刃、凹刃がある。
あるものをたたき割る、あるいは物を切る、狩猟具・武器としての飛礫などとして使う。
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