漆下遺跡
2025-04-06


漆下遺跡(うるししたいせき)は秋田県北秋田市にある縄文時代後期の集落遺跡である。

概要

森吉山の北麓を流れる全長約20kmの清流の小又川左岸の東西の細長い微高地上に立地する。遺跡の長軸直線距離は約255m、高位面の標高は140〜142m、低位面は140m前後である。 中でも縄文時代後期において豊富な遺構や遺物を検出した。高位面では数多くの掘立柱建物跡や土坑などが検出され、低位面には後期初頭の竪穴住居跡のほか、後期中葉の配石土坑・配石遺構群が構築された。 縄文時代早期から後期までの遺構遺物のうち、主体は後期初頭であり、石積階段状遺構やX字状・日時計状の配石遺構など特異な遺構が見られる。また、

調査

2001年、2002年、2006年の三次に渡って調査が行われた。台地の2個所で大がかりな土木工事が行われ、土地造成後に掘立柱建物群、配石遺構群、配石土坑群が作られた。遺跡西側斜面の捨て場から土器、石器、土偶のほか祀りや儀式に使われた道具が出土した。漆下遺跡は継続して営まれた大規模な拠点集落とみられる。陥し穴は2.70m×0.41mの長楕円形で逆茂木痕は見られない。

漆関係

捨て場から漆掻き(採取)から漆製品まで、製作工程を示す遺物が出土した。

遺構

遺物

考察

縄文時代の漆の痕跡は様々な遺跡から見つかっている。なぜこのように各地の遺跡で、漆の痕跡がみつかるのであろうか。当時の情報交流やものの移動は、我々の想像以上に活発だったのではなかろうか。縄文時代の人々はかなりの健脚であったのではないか。現代なら「歩いていこう」などとは大多数の人が思わないような距離を往復していたのである。

展示

指定

所在地等

参考文献

  1. 秋田県教育委員会(2011)「漆下遺跡」秋田県文化財調査報告書464集
[縄文時代]

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