唐臼山古墳
2025-04-29


唐臼山古墳(からうすやまこふん)は滋賀県大津市にある径20mの7世紀円墳である。

概要

墳丘はなくなり石室が破損したまま露出する。石室は5.75m、幅1.5m、高さ1.7mの寸法である。石室内に玉石が敷かれ、玉石の上に置かれていた須恵器の坏身・坏蓋から7世紀前半頃の築造か推定されている。小野妹子神社、小野妹子公園の頂上付近にあり、ヤマト朝廷の官人層が造営できる巨大な箱形石棺状石室と見られる。石室の石材は約15m×25mの板石からなる。

小野氏の本拠地

小野氏の本拠を近江とする根拠となるのが、『新撰姓氏禄』左京皇別下の小野朝臣の記事となる。「大徳小野妹子、近江国滋賀郡、小野村に家れり。因りて以て氏と為す」とあり、小野妹子が滋賀郡の小野村に住んでいたことが説明される。和邇大塚山古墳の近くの唐臼山古墳から横口式石槨の飛鳥時代の貴族の墓として採用される石室が作られている。小野妹子の墓として、一番有力な古墳との説もある。小野神社の祭神である天足彦国押人命・米餅搗大使主命は小野氏の祖とされる。妹子の推定没年代である640年前後と矛盾はない。なお妹子の墓は大阪府南河内郡太子町にあるとされている。

調査

規模

遺構

遺物

指定

被葬者

築造時期

展示

アクセス等

参考文献

[古墳時代]

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