元富東古墳(もととみひがしこふん)は埼玉県本庄市にある古墳時代の円墳である。
「東富田古墳群」の中の古墳である。本庄市の北半のほぼ中央に位置する。公卿塚古墳、西原古墳とともに「東富田古墳群」の東縁にある。一般に円墳とされている。現状の墳丘は様々な改変を受けているため、丘の形状や等高線図から墳形の推定は難しい。墳丘盛土は軟弱であり、版築に類する盛土の脆弱さを防ぐ工法は取られていない。規模は円墳で径27m、高3mの終末期円墳とされる。墳丘の一部に葺石が施されている。周囲には周堀がめぐる。埋葬施設は両袖式の胴張型横穴式石室である。全長6.65m、羨道長2.15m、羨道幅0.85m、玄室長4.50m、玄室最大幅1.85m、奥壁高1.70mである。副葬品は玄室の床面付近から直刀3振のほか、各種刀装具、刀子、鉄鏃、弓飾金具、銅製耳環などが出土した、
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