助本遺跡 (山口県)(すけもといせき)は山口県熊毛郡田布施町にある弥生時代中期から終末期にかけての遺跡である。
山口県田布施町のほぼ中央部に位置し、才賀川にのぞむ標高約 20 〜 21 mの丘陵のふもとに立地する。平安時代から鎌倉時代の掘立柱建物1棟、溝3条、土坑4基、柱穴約 130 個の遺構が見つかった。また、弥生時代、古墳時代、平安時代から江戸時代にかけての石器、土師器、須恵器、輸入陶磁器、瓦質土器、石製品、鉄製品などが出土した。助本遺跡は平安時代から江戸時代にかけて続いた集落遺跡であった。火葬土坑と考えられる穴の内部からは多量の炭化物や炭化材のほか、火をうけた数珠玉や鉄釘、儀礼に用いた土師器の杯少量の骨細片も出土した。
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