府中市郷土の森博物館
2026-03-21


府中市郷土の森博物館(ふちゅうしきょうどのもりはくぶつかん)は東京都府中市にある総合博物館である。

概要

1968年(昭和43年)に設立された府中市立郷土館を前身とし、1987年(昭和62年)に現在地で開館した。府中市域の歴史・民俗・自然・天文に関する資料を収集・保存・調査研究し、展示や教育普及活動を通じて地域文化の継承と理解の促進を目的とする施設である。

館内には府中の歴史を時代順に紹介する常設展示室のほか、プラネタリウムや復元建築物を配置した野外博物館区域が整備されている。古代武蔵国の中心として発展した府中の歴史を、遺物展示や模型などによって解説している。さらに映像の美しいプラネタリウムがあり、天文への関心を引き起こす。 博物館の敷地面積は約14万平方メートル(約14ヘクタール)であり、東京ドーム約3個分に相当する広大な敷地に博物館のほか、歴史的建造物の復元、梅園、芝生広場が配置されている。

沿革

野外展示施設

園内には府中市域に存在した歴史的建造物が移築復元されている。

これらは江戸時代中期から昭和初期にかけての建築であり、当時の生活や地域社会の様子を具体的に示す資料として公開されている。

運営方針

主な展示

(1) ムラのはじまり

府中市域で発見された旧石器時代・縄文時代・弥生時代・古墳時代の遺跡出土品を展示する。 武蔵台遺跡23号住居跡出土品などの考古資料を紹介する。

(2) 古代国府の誕生

武蔵国府の成立と古代府中の発展を、出土遺物や復元模型によって解説する。

(3) 参考展示資料

館蔵資料として他地域の考古資料も展示される場合がある。 例:

府中市郷土の森博物館の学術的特徴

府中市郷土の森博物館は、東京都府中市に所在する総合郷土博物館であり、歴史・民俗・自然・天文を統合した展示構成と広大な野外展示空間を特徴とする。博物館学の観点からみると、本館は地域総合博物館型(regional integrated museum)と野外博物館型(open-air museum)の性格を併せ持つ施設として位置づけられる。以下では、その学術的特徴を整理する。

1 地域総合博物館としての構造

府中市郷土の森博物館は、自治体博物館として地域の自然・歴史・民俗・科学を総合的に扱う施設である。このような形態は博物館学では「総合型地域博物館」と呼ばれ、地域社会の文化資源を総体として理解することを目的とする。

同館の展示構成は、

といった複数分野を横断しており、地域文化の時間的連続性を示す構造を持つ。 特に武蔵国府研究の資料展示は、府中が古代行政都市として果たした役割を理解するうえで重要であり、地域史研究の拠点としての機能を担っている。

2 野外博物館としての展示方法

本館の大きな特徴は、園内に歴史的建築物を移築復元した野外展示空間を持つ点である。

移築された建築物には

などがあり、江戸時代から昭和初期までの建築文化を具体的に示す資料として保存されている。


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[古代史展示施設]

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