並木貝塚(さいたま市)(なみきかいづか)は埼玉県さいたま市に所在する、縄文時代早期から前期を中心に、後期・晩期および弥生時代にかけての遺構・遺物が確認されている貝塚である。
JR大宮駅から西に約2kmに位置する。大宮台地の日進・与野支台の縁辺に位置する。北から南側に向かって緩やかに低くなる。
2024年調査では縄文時代早期(茅山式)・前期(黒浜式)を中心に、後・晩期や弥生時代にわたる遺物が出土した。 2025年の第4次調査では、縄文時代晩期の竪穴住居跡3軒、土坑15基、竪穴状建物跡1基、ピット37基などが検出された。縄文時代の土器は、縄文晩期中葉の安行3c式・3d式土器であった。土坑から大型の台付鉢形土器、深鉢形土器のほか注口土器が出土した。一部の土坑については、土壙墓の可能性が指摘されている。ピットから半完形の深鉢形土器、石鏃、敲石、土偶の手が出土した。2号土坑は他の土坑より深い。5号土坑は土器が集積していた。14、15土坑からは大型土器が出土した。18号土坑から台付鉢が出土した。19号土坑からは、東北地方の土器との関連が指摘される注口土器が出土した。縄文時代後期以降の遺構は今回初めて検出できた。
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