堺市立みはら歴史博物館(さかいしりつみはられきしはくぶつかん)は大阪府堺市にある「河内鋳物師」と「黒姫山古墳」を、メインテーマとした市立の歴史系博物館である。
2003年(平成15年)3月30日に旧美原町立みはら歴史博物館として開館した。美原町は2005年2月1日に隣の堺市に編入合併され、堺市立みはら歴史博物館となった。 黒姫山古墳は長114メートル、前方部幅65メートル、前方部高さ11.6メートル、後円部径64メートルの二段築成の前方後円墳である。黒姫山古墳は古墳時代中期(5世紀中頃)に、この地域で勢力を誇っていた丹比氏によって築造されたと考えられている。1947年(昭和22年)ころに末永雅雄博士らによって発掘調査が行われ、前方部中央から堅穴式石室が発見された。石室の中からは24領の甲冑など大量の鉄製武具、武器が出土した。 中世・鎌倉時代には、河内鋳物師(かわちいもじ)と呼ばれる鋳造技術者集団が、東大寺再興や鎌倉大仏の鋳造などで活躍し、全国の鋳物師発祥の地として知られる。河内鋳物師はその高い技術を評価され、堺に移り住み、鉄砲を製造するようになった。ホールを併設しており、講演会・音楽会・映画会等の催しが開催される。
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