宮地嶽古墳(みやじだけこふん)は福岡県にある7世紀前半の円墳である。 巨大な石室と豪華な副葬品で知られる。
被葬者は、宗像一族の首長墓であるとされる。、福岡県福津市の宮地嶽神社境内にある古墳時代終末期の円墳である。石室は参拝可能な石室としては最大である。
墳丘形状は大型で、直径は34メートル、横穴式石室の長さが約22メートル。内部の横穴式石室は全長23m、最人幅2.8m、天丼までの高さは最大3.1m。
金銅装馬具、金銅刀装具、緑に輝く瑠璃玉、緑瑠璃板、金銅透冠、ガラス板など、300点が発見された。金銅装の豪華な馬具は、各種文様を薄肉彫りするなど装飾性に富む。頭椎大刀は、推定全長2.8mという巨大刀である。歩揺を垂下した冠は、透彫りによって流雲文の間に竜を配置した。宮地嶽古墳の正面の山すそから出土した瑠璃壷と銅壷は八世紀の火葬した骨を入れる骨壷と考えられる。埴輪はない。
出土品は宮地嶽古墳出土品として九州国立博物館と東京国立博物館に保管展示される。
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