鳥毛立女屏風
2023-06-11


『国家珍宝帳』には100畳、596扇の屏風が記載されている。屏風は書屏風、絵屏風、鳥毛屏風、夾纈・臈纈屏風に分類される。書屏風は21畳、鳥毛屏風は3畳、絵屏風は1畳、夾纈は65畳、臈纈は10畳が記載されている(参考文献1)。このうち書屏風には王義之、王陽詢の書や藤原不比等の屏風があるが、持ち出されてすでに失われている。絵屏風は貸し出されて返還されなかったものが多い。鳥毛屏風と夾纈・臈纈屏風は貸し出されなかったため、現存している。

参考文献

  1. 米田雄介「『国家珍宝帳』に見える屏風の成立について」正倉院紀要第35号,pp.117-140

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[正倉院]

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