弥生土器(やよいどき)は600〜800度の野焼きで焼きあげられた素焼きの土器である。
弥生時代に使われた軟質素焼きの土器である。時代によってその形が少しずつ変化する 。縄文土器と同じ製作方法であるが、器種は相違する。弥生土器には丸い胴部と広がる口縁部は縄文時代には見られない。箆描文、櫛描文、貝殻文など箆、櫛、貝といった道具で文様が描かれ、縄文土器と比べて凹凸の少ない幾何学的となっている。 弥生土器を構成するおもな器種は壺,甕,鉢,高杯などである。壺の主用途は貯である。米,モモの種子,貝などの食物が入れられて出土する。籾や米も蓄えられた。甕は大きさ,容量によって用途が異なる煮炊きに使わたのは、。容量2〜7l程度の小型・中型品である。鉢や高杯は,食物を盛りつけるための器である。
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