粘土帯土器(ねんどたいどき)は土器に円形断面の粘土帯を取り付けた土器である。 韓国の「粘土帯土器」は、日本では「突帯文土器」という。
朝鮮半島南部の紀元前5世紀から紀元後1世紀に当たる初期鉄器時代から三韓時代前半期を代表する土器である。口縁部の外縁に断面円形または三角形の粘土をつけてめぐらした二重口縁土器が一般的な形態である。断面円形の粘土帯土器は、無文土器時代後期の韓半島南部全域で発見されている。断面三角形の粘土帯土器は、現状では海南郡谷里貝塚など南海岸地域と、駕島や烏耳島など西海岸地域でのみ製作・使用されている。 口縁部の外側に粘土帯をつけ、その上に刻み目や刺突文を突出させた土器を、刻目突帯文土器という。
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