宇津木向原遺跡(うつきむかいはらいせき)は東京都八王子市宇津木町の台地上にある縄文時代中期と弥生時代終末期の集落遺跡である。
八王子盆地北の川口丘陵の南側の谷萩川から東北の台地にある。 「方形周溝墓」の名前が始めて使用された遺跡である。
1964年中央高速自動車道八王子インターチェンジの建設に伴い、発掘調査が行われた。遺構は方形に溝がめぐり、中央の土坑から國學院大學の大場盤雄が「方形周溝墓」と命名した。 第1次調査、第2次調査から縄文時代中期の竪穴住居跡、その他15基、弥生時代後期の竪穴住居跡54軒、方形周溝墓4基、古墳1基、その他遺構3基が検出された。 遺物として中期の縄文土器、石器、弥生土器。弥生時代の青銅製素文鏡1面、管玉、ガラス小玉が出土した。
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