関西大学博物館(かんさいだいがくはくぶつかん)は大阪府吹田市にある関西大学キャンパス内の博物館である。
関西大学博物館は、1955年(昭和29年)、末永雅雄名誉教授が設立した考古学資料室が前身である。平成6年4月に博物館相当施設として開館し、公開した。重要文化財16点、重要美術品12点を含む、約15,000点の考古・歴史・民俗・美術工芸・自然科学等の資料を収蔵する。
毎日新聞社元社長 本山彦一(松蔭)の遺族から、松蔭翁が蒐集した考古学資料を大学に移管された。前身は神田孝平コレクションと呼ばれていた。神田孝平は幕末から明治のはじめにかけての学者であり、啓蒙思想家であると同時に高級官僚であった。明治維新後、集議院判官権大内史を歴任し、明治4年(1871年)11月には兵庫県令となり、明治6年(1873年)には「明六社」に参加し、明治9年には元老院議官、貴族院議員、12年には東京学士会院会員になった。
縄文時代から古墳時代、奈良・平安時代頃までの考古学資料を常設展示。大阪府藤井寺市国府遺跡出土資料、奈良県天理市渋谷出土の石枕など、合計16点の重要文化財を展示する。
春季企画展や博物館実習展などを開催する。
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