湯の里4遺跡(ゆのさと4いせき)は北海道上磯郡知内町にある旧石器時代の遺跡である。
北海道上磯郡知内町の知内川の支流である出石川の右岸の段丘上に立地する。標高約23mの右岸段丘上に位置し、付近で支流が合流する。旧石器時代の墓である。琥珀の垂飾、カンラン岩製の垂飾・玉、台形石器、玉類五個、石刃一個、細石刃二個、石刃核四個、有舌尖頭器、剥片2個、掻器・削器・彫器など2万点が出土した。日本最古の土壙である。出土した資料14点は国の重要文化財に指定された。
1983年、1984年に発掘調査された。X層から蘭越型の細石器核4点、その周囲から石製の玉3点、琥珀製の垂飾り2点、台形石器2点が出土した。その直下に赤色土壌が分布しており、墓とみられる。1984年(昭和59年)の発掘調査後に消滅した。
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