縄文海進
2025-03-23


縄文海進(じょうもんかいしん)は約1万年前から6000年前に海水面が大幅に上昇して陸地が縮小したことをいう。

概要

最盛期の大阪では現在より2mから3m程度海水面が高かった。関東地方では、現在の内陸部にも貝塚が形成された。海進の原因は約6,000年前に北極や南極にあるった厚さ数千メートルの巨大な氷床が溶けて、海水に流入し海水の体積が増えたためである。その頃の海水面は、現在に比べて2〜3メートル高かった。海水の量が増えたことにより重みで海底が沈降し、海洋プレートの下にあったマントルが押し出され、大陸プレートの下に移動し、陸地が隆起した。現在のさいたま市内にも奥東京湾(現在の東京湾より奥深い)の一部が入り込んだ。

縄文海進の前の寒冷期

約2万8千〜1万9千年前には氷床の量は最大となり、海水面は現在よりも120m〜130m低かった。旧石器時代は、かなり寒い気候であり、平均気温は今より7から8度低かった。

参考文献

[縄文時代]

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