高仙寺誓憧和上塔碑(こうせんじせいとうわじょうとうひ)は、韓国慶州市暗谷洞の高仙寺址にある石塔の碑文である。
元暁(大師)の孫仲業は779年に新羅使の一員として来日した。日本の文人淡海三船は元暁の孫に会えたことを喜び、仲業を歓待した。誓憧は元暁の幼名である。『三国史記』巻四元暁不覇の条に「師姓小名誓憧」と書かれる。 哀莊王の時代に新羅は日本との通交を求めるようになった。元暁の顕彰は元暁仏教が日本で重んじられていたことを示す。779年頃の新羅は内乱状態で御調を携えた使者を派遣した。新羅からの難民が多数到来した(『続日本紀』宝亀10年7月10日条)。碑は800年~808年に作られた。碑は下端と上端が別々に発見された。下端部は1915年5月9日に朝鮮総督府参事官室で韓国金石門の収集と整理を行っていたときに発見された。上端部は、1968年9月初めに慶州市の石庸祭の家で見つかった。
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