仏舎利
2025-07-01


仏舎利(ぶっしゃり)は入滅した釈迦の遺骨である。

概要

舎利は「遺骨・遺体」を意味するサンスクリット語の「sarira」から由来するとされる。 舎利は釈迦をしのぶものであり、釈迦の教えのシンボルとして尊重され、信仰されてきた。

舎利を美しい容器に納めることは古代インドに始まる。仏教の伝播にともない、舎利信仰は中国、韓国、日本へと伝わわった。

仏舎利塔

釈迦の遺徳を慕って、仏舎利を分けてほしいと懇請があり、地元のマルラ人たちはそれぞれを各国王に分譲した。分譲をうけた8カ国と地元は、仏舎利をまつるための塔を10ヶ所建てた。これが仏舎利塔の起源とされる。 五重塔(三重塔)は、仏舎利を納めるために建てられる仏塔のひとつである。塔はインドのストゥーパ(仏塔)が起源である。五重塔の心柱の下に心礎(礎石)があり、そこに舎利容器が納められる。

参考例

参考文献

[古代史関連用語]

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