三ツ寺遺跡
2023-05-20


三ツ寺遺跡(みつでらいせき)は、群馬県高崎市にある 古墳時代の遺跡である。 居館のみを示す場合は「三ツ寺Ⅰ遺跡」と称する。

概要

日本ではじめて発見された古代の豪族の館として知られる。 榛名山東南麓で唐沢川の流域にある標高120m付近に所在する古墳時代の豪族居館跡である。

調査

1981年(昭和56年)から1983年(昭和58年)にかけて上越新幹線建設の際に遺構が発掘された。発掘調査後遺構は高架橋の橋脚範囲だけであったが、埋め戻され予定通り新幹線が建設され。現在は地表面の遺構は残っていない。調査されたのは全体の3分の1である。

遺構

関連古墳

なお周囲には同じ豪族居館である北谷遺跡や保渡田古墳群がある。また付近の黒井峯遺跡は豪族に支配された民衆の村である。 「三ツ寺Ⅰ遺跡」は生前の居館であるが、死後は保渡田古墳群に埋葬された。保渡田古墳群は二子山古墳(全長108m)、八幡塚古墳(96m)、薬師塚古墳(105m)の3つの大型前方後円墳が散在し、5世紀後半に相次いで築造された。

遺物

内郭などから須恵器土師器・滑石製模造品,濠内より多量の木製品,ヒョウタン,モモ核等が出土した。


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[弥生時代]

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