大鳥居宇山平遺跡(おおとりいうやまだいらいせき)は、山梨県中央市大鳥居にある古代遺跡である。
平成28年5月15日から6月3日にかけて発掘調査が行われた。 山梨県中央市大鳥居は甲府盆地南縁に位置し、盆地南端に広がる曽根丘陵を形成する「宇山平」の西側にある。平成28年の調査ではトレンチを11カ所設けた。 円筒埴輪がみつかる。埴輪はすべて円筒埴輪であり、器材埴輪、形象埴輪は発見されなかった。 遺跡の中央部にはホタテ貝式古墳で知られる直径40mの「王塚古墳 (山梨)]」がある。「宇山平古墳群」と呼ばれる。
2023年3月28日、山梨県最大規模となる全長50mの前方後方墳が発見されたと報道された。これまで唯一見つかっていた甲府市の前方後方墳のおよそ45メートルを超え、県内最大規模になるとされる。この前方後方墳は4世紀後半から5世紀ごろに作られたとみられ、旧豊富村の記録でなくなったとされていた「二子塚古墳」と推定されている。山梨県中央市が2022年77月から農地整備のため行っていた発掘調査作業の中で見つかり、付近には深さ1メートルの溝や円墳3基が見つかっており、古墳群が形成されていたと見られる。甲府市を中心とした古墳群から離れた中央市にも異なる有力者がいた可能性があると見られる。
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