白鳳時代(はくほうじだい)は飛鳥時代に関する美術史の時代区分の一つである。
白鳳時代は645年(大化元年)から710年(和銅三年)の平城京遷都までの55年間とされる。 仏像としては、法隆寺の阿弥陀三尊像、薬師寺の薬師三尊像、興福寺仏頭などふくらみのある顔立ちで、北斉・北周など大陸の影響を受けた様式から、日本独自の和風化が見られるが、隋・唐の影響も残る。肉体表現は写実性がまし、動きも見られるようになる。 飛鳥時代は仏像の材料が「銅像」、「木彫像」に限られていたが、白鳳時代になると、「銅像」だけでなく、「塑像」「脱活乾漆像」「押出仏」「〓仏」も作られるようになる。
大阪・野中寺の弥勒菩薩半思維像、興福寺の仏頭、東京深大寺の釈迦如来倚像、法隆寺の金銅阿弥陀三尊像、当麻寺の弥勒仏座像
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