月見野上野遺跡
2024-02-04


月見野上野遺跡(つきみのかみのいせき)は神奈川県大和市にある旧石器時代・縄文時代・平安時代の複合遺跡である。

概要

境川支流の目黒川の 旧石器時代の地層から多数の石器が出土し、狩猟具がナイフ形石器から尖頭器、細石刃へと変化していった過程がよく分かる。日本最古の土器片が出土し、隆線文系土器群が出土し、2つの資料が完形に復元された。土器の発生期の重要資料である。石器の成分などから、当時の大和市一帯に現長野県や伊豆半島、箱根、神津島、栃木県などから移住してきた人々が比較的、長期間にわたり生活した跡と判明した。

調査

昭和43年に明治大学のグループが発掘した。この遺跡から当時の国内ではほとんど例が見られなかった石器が広い範囲から出土し、旧石器から縄文時代初期の人々の暮らしを解明する遺跡として注目された。 立川ローム層の各層から10層の文化層が検出された。 本遺跡の意義として、発掘の方法が確立し、発掘が広範囲で大規模となり、遺跡構成・遺跡間の関連研究、編年研究が発達した。

遺構

遺物 旧石器2010

指定

展示

アクセス

参考文献

  1. 大和市教育委員会(1989)『大和市文化財調査報告書35:月見野遺跡群上野遺跡第1地点』大和市教育委員会
[旧石器時代]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット